商品券? 電子マネー? 地域通貨?

 呼び名が違うだけで同じ通貨のことを指します。形が異なります。

 

 商品券がいいか、電子マネーがいいか、通貨の形について悩む方がいますが、形は状況に合わせて適したものを選べばいいのであって、大きな問題ではありません。それよりも重要なのは仕組みです。

 

「発行母体をどうするのか、運営費はどこから捻出するのか、通貨の裏付けはあるのか、減価するのかしないのか、持続可能なシステムかどうか、等」になります。

 

 可能であれば電子マネーが理想ですが、端末を持たない高齢者や操作できない障がい者など、本当に経済的な支援を必要とする人達を切り捨てることになってしまいます。また、電子マネーを受け取る設備が必要になりますので、利用者間で自由に通貨をやり取りすることができません。利用範囲が狭く限定されてしまいます。設備費もかかります。

 

 将来的に、地域通貨は電子マネーになることになっていくと思いますが、今は過渡期にあたり、どちらで進めるかは判断に迷うところでしょう。お勧めしたいのは、どちらか1つに決めてしまうのではなく、とりあえず簡単に施行できる商品券で始め、結果を検証しながら、同時に電子マネーも進めていくやり方です。

 

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